くらしの豆知識

あなたの隣りの相続物語 第121回
~昔からの不動産をお持ちの時は~

 

掲載日:2019/6/1

‡ 昔からの不動産をお持ちの時は ‡

 

 

相続手続支援センターパンフレット

相続手続を行っている中で、祖父や更にその前の代の方の名義のままになっている不動産のお話を伺うことがあります。

 

「なぜ今までお手続しなかったのですか?」とお伺いすると、「気づいた時には大変な状態で、相続人を辿っていって多くの人から遺産分割協議書をもらうのが大変だって話を聞いたからそのままにしておいたのです。」とお話しされます。

 

確かに時間が経過してしまうと手続が大変なケースが多くなりますが、中には例外もあります。

旧民法が適用されていた時代には「家督相続」という制度がありました。昭和22年5月2日までにお亡くなりになった方で、戸籍を確認した際に家督相続である旨が確認できれば、その戸籍謄本だけで手続を進める事ができます(登記原因は「家督相続」)ですので、遺産分割協議書の作成や署名・捺印等をお願いする手間がなく名義変更ができるのです。

ただし、次の代の方の相続に現在の民法が適用される場合には、通常通り遺産分割協議書を作成することとなります。

 

相続手続支援センターパンフレット

いろいろな情報が容易に入手できるようになった昨今ですが、人から聞いた話しやネットで調べた情報から、自分自身の思い込みで判断してしまうとせっかくのできるはずの手続きをそのままにしてしまうケースもあります。不動産をお持ちの方は一度、名義などを確認してみてください。

 

分からない事は、信頼できる専門家に相談いただくのが最善かと思います。早目に取組む事で、費用などをおさえられるケースもあります。 

 

 

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