くらしの豆知識

あなたの隣りの相続物語 第111回 ~パチンコ玉の相続~

 

掲載日:2018/8/1

‡ パチンコ玉の相続 ‡

 

 

相続手続支援センターパンフレット

Aさんがお亡くなりになり、ご相談がありました。

ご相談の中で、「Aは生前パチンコが好きで、パチンコ店の貯玉カード(会員カード)が10枚ほどあるのですが・・」とのこと。

お話を聞くと、Aさんはお金が必要なときは、パチンコ店に行ってお金を引き出していたそうです。

そのカードには、数十万円貯まっていることは確かだということでしたので、ご一緒に手続きに向かいました。お店のカウンターの方に聞くと家族の身分証を見せていただければということで、手続きはすんなり終わりました。

 

しかし、これで良いのか?と思い、手続き後にパチンコ店に問い合わせたところ、パチンコ店のシステム、相続についての問題点が出てきました。

システムですが、貯玉カード(会員カード)は身分証を提示し作成します。その際暗証番号を登録します。貯玉を換金したいときには、まずカウンターでカード提示、暗証番号を入力し、「特殊景品」に換えてもらい、交換所にて換金となります。パチンコ店は景品に交換するまでで、換金に関しては別会社が管理しているとのことでした。

本人ではなくても暗証番号が分かれば誰でも景品に換えられるそうなので、つまり誰でも換金できるということです。暗証番号を忘れてしまった場合は身分証を提出するのですが、基本的に登録者以外には教えることができないとのことでした。

しかし、お店によっては家族である証明があれば、対応はするだろうとのこと。

今回のAさんのケースではどのお店も身分証での対応をしていただきました。

 

あるパチンコ店では、会員規約の中にこういった規定がされています

第6条 退会ならびに会員資格の喪失

2.会員が死亡したときは、会員資格および会員特典、その他一切のサービス、既に登録された貯玉を使用する権利を喪失することとし、またそれらを相続するなど、いかなる処分も認められないこととします。

 

相続手続支援センターパンフレット

相続が認められない!?

 他のお店では、①死亡診断書、②相続される方の身分証、③印鑑、④相続人とわかる書類、⑤被相続人の戸籍原本、⑥遺産分割協議書の原本もしくは同意書、が必要というところもありました。お店によって相続についての規定は全く違うものでした。

このような規定があるからといって換金できないとか、色々な書類を請求されるかはやはり「お店」ごとの判断となるそうです。

 

ちなみにこの「貯玉カード」は上限なしに貯められるそうです。暗証番号を知っていれば換金できてしまうものですし、相続する方も気づかぬところに大金が眠っているかもしれません。パチンコ店のカードが見つかった際にはご注意を。

 

 

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