くらしの豆知識

あなたの隣りの相続物語 第106回
~相続人が自分以外にもう1人~

 

掲載日:2018/3/1

‡ 相続人が自分以外にもう1人 ‡

 

 

相続手続支援センターパンフレット

お父様の相続で相談に来られたAさんご夫妻。Aさんが2歳の頃に両親が離婚しており父子家庭で育ち、相続人はAさんお1人との事でした。

 

以前、叔母(父の姉)から両親が結婚する際、母にAさんより7歳上の連れ子がいたことは聞いていたのですが、今回は父の相続なので関係ないと思っておられました。

 

戸籍を確認したところ、その連れ子は婚姻前に父が認知しているBさんだったことが分かりました。認知しているので、当然Bさんも相続人になります。

調査の結果、現在Bさんは県外で暮らしていることが分かりました。Aさんから手紙を送り父の相続のことを連絡しました。数日後、Bさんから連絡がありました。

 

相続手続支援センターパンフレット

 

Aさん側とすれば病気がちな父の面倒をずっと1人で看てきたのだから、Bさんには財産の4分の1くらいでいいだろうという考えでした。

 

一方、Bさん側は疎遠になっていたとはいえ、自分にも相続分があるのだから法定相続分は欲しいという主張で、協議がなかなかまとまらず、かなりもめたようですが双方が歩み寄る結果で終結しました。

 

 

「父が生前、全ての財産を自分に相続させるという遺言書を作成していたら、もめることなく手続きができたのに」とAさんは何度もおっしゃっていました。

 

残される遺族のためにも遺言書をきちんと作成しておく事をお勧めします。

 

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