くらしの豆知識

あなたの隣りの相続物語 第103回
~相続人は私だけのはずが・・・~

 

掲載日:2017/12/22

‡ 相続人は私だけのはずが・・・ ‡

 

 

相続手続支援センターパンフレット

田中佳代子さん(仮名)が相談に来られました。父が亡くなり、家の建て替えを検討しているため、土地の名義変更をしたいとのことでした。

 

事前調査を行うと、土地の名義は佳代子さんの父の隆さん(仮名)ではなく、祖父の一郎さん(仮名)のままでした。

相続人について、佳代子さんは「父の隆は一人っ子でした。私も一人っ子ですので、祖父の名義でも、相続人は私だけです。」と話していました。

 

ところが、戸籍を確認すると驚くべき事実が発覚しました。

 

相続手続支援センターパンフレット

田中さんの父の隆さんは、祖父の一郎さんとA子さんとの婚姻外の子供だったのです。

一郎さんは、隆さんを認知しました。その後、隆さんを連れ、花子さん(仮名) と結婚をしました。

一郎さんが亡くなった後、花子さんも亡くなりました。しかし、花子さんと隆さんは、養子縁組をしていませんでした。

祖父の一郎さんの相続人は、隆さんの子である佳代子さんの他、花子さんの相続人に花子さんの兄弟姉妹が加わり、26人となりました。

 

思わぬ人が相続人となる場合もありますので、誰が相続人になるかを十分に確認し注意することが必要です。

結婚の際に自分の戸籍を確認する事と後妻さんとの間に養子縁組をすることは重要です。

事実が判明すれば、遺言書の作成等、事前に準備することもできたはずです。

 

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