くらしの豆知識

あなたの隣りの相続物語 第61回 ~役に立たなかった遺言書~

 

掲載日:2016/4/22

‡ 役に立たなかった遺言書 ‡

 

 

相続手続支援センターパンフレット

Tさんが病気で亡くなり、相続人は配偶者である夫と、養女(夫の養女ではない)の二人となりました。

Tさん夫妻は50年来連れ添ってきましたが、長い間内縁関係のままでした。

Tさんの具合が悪くなり、そろそろ籍を入れようかと思い立ち、籍を入れてしばらくしてTさんは亡くなってしまいました。

 

離れて暮らしている養女の方は、その故人の夫とはできるだけ関わりたくないと考えていました。

また相続したい土地があり、Tさんの生前、入籍後に遺言を書いておいてほしいと依頼をしていました。

 

相続手続支援センターパンフレット

故人は、遺言書を書いたからと言っていたようですが、指定されたタンスには、レポート用紙に、「養女に~の土地をあげる」と書いてあるだけでした。

残念ながらこの自筆遺言書は無効と考えざるを得ないものだったので、遺産分割作成が必要になりました。

 

きちんとした遺言書があれば、相続の手間・精神的な苦痛も大きく軽減できたと思います。

ブームになりつつある自筆遺言書ですが、不備があると全く役に立たないものになり、トラブルが生じやすいという事があります。

着実に遺言を実現するには、生前にチェックを受ける公正証書遺言が確実です。公正証書遺言の作成をお勧めします。

 

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