くらしの豆知識

あなたの隣りの相続物語 第57回 ~戦争前に紛失した戸籍~

 

掲載日:2016/2/26

‡ 戦争前に紛失した戸籍 ‡

 

 

相続手続支援センターパンフレット

ご主人を亡くされた奥様より相談いただきました。ご夫婦にはお子さんがなく、ご両親も他界されていて、相続人は兄弟姉妹となりましたが、何人か既に亡くなっていて甥姪が相続人となりました。

 

亡くなったご主人は、戦前に樺太に住んでおり、戦時中に戸籍を消失し、戦後、就籍によって新たに戸籍を作成していたため、戸籍の収集だけでは全ての相続人が明らかにならず、過去の記録や位牌などを調査して相続人の確定をする必要がありました。

 

相続人の1名が、現在存命している相続人の連絡先をある程度認識していたことは、相続人調査をする上でとても助かりました。

それでも、相続人の1名が行方不明であることが判明し、司法書士により、不在者の財産を管理するための申立を家庭裁判所へ行いました。

 

相続手続支援センターパンフレット

結局、相続人全員と不在者財産管理人による遺産分割協議書を経て、すべての手続きを終えるのに、1年半程度を要しました。

 

エンディングノートなどを書く機会を利用し、家族関係図を記入するために、戸籍収集を行い、相続関係を確認しておくことも一つの方法でしょう。

相続関係の確認ができたらさらに、遺言書作成などの相続対策をすることをお勧めします。

 

 

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