くらしの豆知識

あなたの隣りの相続物語
 第52回 ~遺言書に書いていない不動産~

 

掲載日:2015/12/11

‡ 遺言書に書いていない不動産 ‡

 

 

相続手続支援センターパンフレット

相談者の父は、母が亡くなってからは一人暮らしをしており、近くに住む長女が父の面倒を見ていました。父が亡くなった後、公正証書遺言書が出てきました。

 

相続人は長男、長女の2人で、財産の取得割合は明らかに長女が多い内容でしたが、父の面倒を見てくれていたため、長男は収益物件(アパート)のみで良いと納得せざるを得ないと諦めていました。

 

 

ところが、公正証書遺言作成後に、老朽化したアパートを建替え、ローンも借りていましたが、公正証書遺言に記載のアパートの家屋番号が建替え前のものだったため、遺言書に基づいての登記ができず、長女との遺産分割協議が必要になりました。

 

公正証書遺言には、「その他の財産全ては長女が相続」することになっていますが、ローンの相続については長女が納得しません。長女はアパートとローンを共有名義にしたいと言い出しました。

共有名義になった場合、今後の家賃収入も長女が主張すると思われ、さきざきの揉め事が懸念されます。

 

 

相続手続支援センターパンフレット

遺言書に記載のない財産は、遺産分割協議が必要となります。

不動産などの相続財産の状況が変わったら、遺言書の内容を確認し、書き直すことは非常に大切です。

 

 

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