くらしの豆知識

あなたの隣りの相続物語
第49回 ~娘なのに相続人ではない?~

 

掲載日:2015/10/30

‡ 娘なのに相続人ではない? ‡

 

 

相続手続支援センターパンフレット

Aさんの母Bさんは、病に侵され闘病の末に亡くなられました。

Bさんは、Aさんの実母ではなく、実母の死亡後、Aさんの父と再婚されたのですが、Aさんは実子のように育ててもらいました。闘病中の看病もAさんが一生懸命されました。

 

Bさんの死亡後、「娘」としてAさんは手続のため銀行に出向き、銀行から依頼された除籍謄本を提出したところ、銀行から驚くべき指摘を受けました。

Bさんは、Aさんの父と婚姻をしていましたが、Aさんと養子縁組をしていないことが判明しました。

相続手続支援センターパンフレット

「Bさんと養子縁組していないのでAさんに相続権はない」と銀行に言われ手続きをすることができませんでした。

大きなショックを受けたAさんは、藁にもすがる思いで、こちらに相談されました。

 

しかし、詳しくお話を伺い、新たに取得した他の戸籍謄本を見ると、BさんはAさんの実母であるCさんの妹であることがわかり、「子」としての相続権はありませんが、Bさんには実子がなかった為、Aさんは「Cさんの代襲相続人」として、相続権があることが判明しました。

 

今回はたまたま「継母が実母の妹」であり、「実子がいなかった」為、相続人として手続ができましたが、そうでなけば相続できませんでした。

親や自分自身が再婚した場合は、養子縁組について生前の確認が必要です。

生前に養子縁組を行うか遺言書や贈与の対策が必要になります。

 

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