くらしの豆知識

あなたの隣りの相続物語 第45回 ~身分証明のない相続人~

 

掲載日:2015/9/4

‡ 身分証明のない相続人 ‡

 

 

相続手続支援センターパンフレット

被相続人の死亡後、何年も連絡のとれない相続人Aさんがいました。なんとか居場所をたどることができ、分割協議をすることができました。

 

その分割協議書に押印いただくために、Aさんの印鑑証明書の有無を確認したところ、印鑑登録はなく、住民票も現在住んでいるところではないとの事でした。

 

実は、Aさんには前科があり、身元保証がなかなか得られないため、仕事は建設業の現場を転々としていたのでした。

現在の職場は5年以上も働いていて、信頼も責任もあるのですが、会社自体が従業員の住民票がどこにあるのか無頓着だったため、このような状態になっているとAさんは言っていました。

Aさんは、今住んでいるところに住民票を移したら、これを機会に国民健康保険や国民年金にも加入したい、銀行の預金通帳も作りたいとのことで、いろいろと希望を膨らませていました。

 

相続手続支援センターパンフレット

 

現在は、何でもかんでも本人確認が必要な時勢です。そういった中で、印鑑証明書を取ること自体が難しい場合もあるということを認識した一件でした。

この様なケースも遺言書などがあれば、対応することが可能です。連絡の取れない相続人がいる場合、遺言書を作成しておくことが必要です。

 

 

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