くらしの豆知識

あなたの隣りの相続物語 第43回 ~連絡の取れない相続人~

 

掲載日:2015/8/7

‡ 連絡の取れない相続人 ‡

 

 

相続手続支援センターパンフレット

 

お母様が亡くなられ、相続人は長女Aさんと次女Bさんの2人でした。

長女Aさんは、メキシコで宗教団体に入り抗争等に巻き込まれて身を隠しているということで、数十年前から消息不明でした。

2年ほど前にメキシコから電話があり、無事であることはわかったようですが、その後は全く連絡が来ないまま、今回の相続に至りました。

 

長女Aさんが見つかる見込みがないため、「不在者財産管理人選任」の申し立てをしました。

 

相続手続支援センターパンフレット

お母様は、約2億円の遺産を残されていたため、相続税申告の必要がありました。

この場合、10ヶ月の申告期限までに不在者財産管理人の許可が出なければ、遺産分割を行えず、納税のための預貯金解約もできませんし、特例も利用できません(相続税額が高くなります)

幸いにも、裁判所の選任手続きから、相続税申告・納税まで期間内に行うことができました。

 

 

今回のケースのように、相続の手続きが複雑になると、予想外の時間がかかることがあります。

お身内が亡くなったら、なるべく早く相続の手続きを始めるようにしましょう。

特に相続税申告が必要かある場合は、遺産分割協議書が作成できない場合、特例の利用で税額が変動しますので、この点はとても重要になります。

 

遺言書等でも対応できますので、相続人が消息不明の場合等は、遺言書等の対策をお勧めします。

 

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